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2003/1/31 小島会社法務ゼミ 模擬MEDIATION@市ヶ谷

 24名のゼミ員(2年生及び3年生)には予めレビンさんの『調停者ハンドブック』を読んで来てもらいました。当日は4人ずつの組に分けて、各組ごとにMediator、申立人、相手方、及び観察者の配役を決め、私が用意した事案(旧知の友人同士で事業を始めたが、相互不信に陥って分裂の危機を迎えた事案)の資料(申立人相手方Mediatorごとに違う内容のもの)を頭に入れてもらい、かつ、Mediatorにはレビンさんの運営技法を意識してMediationを行うことを課題としました。予定ではMediation自体は30分程度を考えていたのですが、話し合いが白熱し(^^ゞ、1時間以上に及びました。Mediation後、各組の観察者にMediationの模様や良かった点、気になった点などを報告してもらい、最後に私のほうから日本の調停と本日行った模擬Mediationとの違いについて数点を挙げ、ゼミ員とDiscussionをしました。

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大澤自己紹介をかねて、なぜ、いまMediationかを説明

配役決定〜4人一組 じゃんけん 1Mediator 2A(申立人) 3B(相手方)4観察者

1 模擬Mediation実施    申立人A用資料相手方B用資料Mediator用資料

2 観察者によるレポート 

 A班:席の配置。イントロダクションがなかった。心証形成と導き。当事者間の対話を増やすべき。話に詰まったとき〜なんでも聞いて見るべき。情報開示や負担の調整をして、もう少し相互にがんばるという内容で、終結した由。

 B班:情報開示に関する合意に至った。製造技術の評価について、協議中。公平な立場をとり続けた。

 C班:Aは残ることになったが、細部の詰めは未了。A離脱の場合の損得勘定に気付いて雪解けムード。同じ主張にスティックして話が前進しなかった。当事者同士の対話ではなく、Mediator経由だった。

 D班:お互いが知らなかったことが、理解できた(誤解を解く)。第三者に入ってもらって情報開示/理解をしてゆくことで、解決。出資金の問題は出さないほうが良かったか。中立であることの難しさ〜良い悪いの評価をしてしまう。理由を聞くというやり方。

 E班:イントロダクション。〜話の内容は裁判には出ないというのは本当か?

信頼関係が問題とされた〜300万の話にはならなかった。Bの歩みよりとAの逃げ

コミュニケーションの場の設定〜黒板の利用や時間設定での解決。良いプロセスだったが、Mediatorのむずかしさ〜調停者をはさんだやりとり。

 F班:調停者のコントロールが少なかった。ABが主張しあうのみ。誤解も解けない。当事者同士のやりあいのみ。それを見て調停策を考えているようだった。

3 Discussion   

  現実の民事調停との違いにからめて

   インテイク

   別席交互

   イントロ

   請求権の有無についての法律判断

   OutPutの効力〜執行力


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申立人A用資料へ

相手方B用資料へ

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